総集編 東方一斗缶 
~ マスズレツーリストへようこそ

東方警察に全面戦争を仕掛けていくスタイル。
やだもー。東方本ですよ?
いままでサークルメンバーが寄稿した作品を再録した総集編となります。
書きおろし作品+ゲスト寄稿もあり。

文庫判 468ページ ¥1,500

収録作品

  • 小町休暇論
     (真里谷@東方一升記 ~ 酒とカレーと温泉と(2013))
    小町は四季映姫・ヤマザナドゥより、突然1日の夏休みを与えられた。
    元来休まない死神である小町は、途方に暮れてしまう。
    小町は「休暇とは何か」について考えるべく、「たまたま」近くにいたチルノと共に、幻想郷を彷徨い歩く……。
  • 小町空腹論
     (真里谷@東方一升記 ~ 酒とカレーと温泉と(2013))
    「カレーが食べたい」
    小町は自分の船に水を入れて沈めようとした不届き者村紗水蜜に対して示談の条件を申し渡した。
    この事を聖白蓮に黙っていて欲しければ、お前さんの得意料理だと噂のカレーを食わせろ、という訳だ。
    だが、水蜜の噂は所詮は噂だった。
    かくして、小町と水蜜はカレーを求めて幻想郷を駆け巡る事に……。
  • 雛とにとりの干拓風神録 ~ 黎明前
     (鍵山ゆーな@東方歴史合同 東洋編(2016))
    幻想郷に巨大な沼が決定的エントリー!?
    突如として幻想入りしてきたのは、かつて宮城県に存在した「暴れ沼」。
    後に「沼の異変」などと呼ばれる事となる一大事に挑むは、鍵山雛と河城にとり。
    彼女達にはこの沼とは浅からぬ因縁があった……。
  • 東方一升記 ~ 七人、温泉、酒宴、闘牌、禁呪
     (藍もどき@東方一升記 ~ 酒とカレーと温泉と(2013)))
    福引で温泉旅行が当たった。だが、寺では生憎皆予定が合わない。無駄にならないために誰か誘えないだろうか。
    招待状を持って現れた幽谷響子は、寺子屋の教師たる上白沢慧音に相談を持ち掛けていた。
    慧音は彼女の相談を無碍にも出来ず、「暇な奴ら」を集める事になったのだが……。
  • 東方二升記 ~ それでも私はお酒が飲みたい
     (藍もどき@東方紀行文合同(2015))
    「狐ちゃんも三角あぶらげは食べたいでしょう?」
    西行寺幽々子が間延びした声で言うが、八雲藍は気が重くなりつつあった。
    幽々子がやる気を出しているのは、外の世界に酒と食事を楽しみに行こうなどという旅行の計画について。
    八雲紫も乗り気だというあたりに藍は溜息を吐かざるを得なかったのだ。
    「ドーモ、スキマ=サン。ヤクジンです」
    そこに厄神が赤い車を伴って決定的エントリー!!
    女四人(途中から五人)の姦しい奥の細道トレース旅行がここに開幕!?
  • 東方三升記 ~ 肝臓なんて forget it now
     (鍵山ゆーな@東方中央線合同(2016))
    鍵山雛、健康診断で爆沈ス!?
    世知辛い社畜ムーブメントに巻き込まれた雛ちゃん。過労で肝臓と腎臓にD評価が出ている。
    彼女は精密検査を受けるべく新宿の山の上にあるとある病院へと向かう。
    だがこの病院は妖怪御用達のトンデモ病院だった!?
  • 東方四升記 ~ 名残り雪見酒
     (藍もどき@東方中央線合同(2016))
    「白玉楼へ行きなさい。幽々子の危急よ」
    八雲紫に呼び出されて八雲藍は白玉楼へ急行した。
    だが、駆け付けた藍が目の当たりにしたのは、ドデラで炬燵に温まる、流行性感冒にやられた西行寺幽々子の姿だった……。
    幽々子に「何か作ってちょうだい」とせがまれる藍であったが、食糧庫は空。
    しかも時期悪く「おはなまつり」と重なっており、里の食料品店は軒並み休みだ。
    「外の世界から仕入れなさいな」
    紫の鶴の一声で藍は買い出しの為に杉並区荻窪に放り出されることになった……。
  • 東方五升記 ~ 神々の黄昏
     (鍵山ゆーな@東方一斗缶(書きおろし作品))
    「雛ちゃん。ちょっと様子を見て来てもらえるかしら」
    東北地方の八幡社に連絡が取れない事について、鍵山雛は八雲紫に相談を持ち掛けたのであった。
    だが、それが運の尽きだった。いや、元々バッドフォーチューンであるが。
    何やら外の世界で問題が起こっているらしい。
    それを解決するべく、雛と、紫の総代として(本人の意思は関係なく)推挙された八雲藍は、日曜ドライバー溢れる東関東自動車道を抜けて一路大洗へ向かうことになった……。
  • 東方六升記 ~ さとりさんがハイエ●スしてオッスオッス
     (藍もどき@東方一斗缶(書きおろし作品))
    「ポン」
    發が鳴かれた。ドラ表示は白。
    「返したまえ、いい子だから、さぁ!」
    何の事はない。幻想郷にあるとある雀荘でいつも鉄火を打つ面子がいつも通り酒を片手に麻雀に興じているだけだ。
    問題があるとすれば、そこは神奈川県足柄下郡箱根町強羅の温泉宿であるという事だけだろう。
    箱根温泉麻雀大会が開かれる事となった経緯としては、あんまり深くない事情があったのであるが。
    「冬の箱根」にはとある魔物が棲息していたのである……!
  • 東方七升記 ~ 頓死ノ酒
     (真里谷@東方一斗缶(書きおろし作品))
    幻想郷で多発する猟奇連続殺人事件。
    あまり他人と関わりを持ちたくない地霊の主古明地さとりは、その解決役として推挙されたのである。
    何故ならば、その犯人とやらがさとりを対決相手として指名してきたのであるから。
    人里の人間どころか、鬼や天狗すら平然と殺す犯人に、古明地さとりはどう相対するのか……!

真里谷短編集2 咲夜の次元

冬コミに続く、疾風真里谷の個人誌第二弾。
はいてない。はいてないけど全年齢本だよ!
咲夜さんを含む、紅魔館の面々を中心としたショートショート集です。

文庫判 278ページ ¥1,300

収録作品

  • ゆるふわ紅魔館
    フランドール・スカーレットは不満だった。そう、いつでも不満だったのだ。
    彼女は自分が物語の主人公であることを自覚し、姉をバカにし、作者をコケにする。
    自らを創作上の存在と誰もが自認した時、ゆるふわな物語が動き出した。
    徹頭徹尾のメタフィクション、ここに開幕。
  • 咲夜漫画日和
    紅魔館の人々を結びつけるもの。
    それは忠誠であると思われているが、本当にそうか?
    十六夜咲夜が自分の心のままに疑問を抱いたところから、彼女の大いなる秘密が暴かれんとする。
    それは彼女だけが愛する漫画。しかも、とても大っぴらに言えない系。ドタバタの先にあるものは……。
  • 紅魔の研ぎ師
    咲夜と言えば、投げナイフ。
    しかし、人も刃も研がねば切れ味も落ちるもの。
    そんな彼女にも、最近有望な出入りの業者ができたらしい。
    どうも人を驚かせるのが大好きな妖怪のようだが……?
  • 咲夜ショートショート
    噛むと不思議な味がする。
    少し顔をしかめて舌を出し、足早にそこを通り過ぎる。
    しかし、行き過ぎてまたもう一度戻りたくなる。
    そんな風味に満ちた、十六夜咲夜に関わる4本の掌編。
  • 咲夜の次元
    「ゲームキャラクターの死はどこから始まると思います?」
    十六夜咲夜が読者にそう問いかける、メタフィクションの極致。
    誰もが知る少女たちが、ただただ理由もなく死んでいく。
    その結末にあるものは一体何だ。
  • レミリアブラック
    レミリア・スカーレットvsブラックコーヒー。
    まさかのマッチアップに盛り上がる紅魔館。
    この不毛な勝負を面白がる住人たち。
    しょうもない対決にはしょうもない結末だけが待っているのか?
  • 咲夜ショートショート2
    たとえ時間を止められる十六夜咲夜でも、過ぎた時は戻らない。
    彼女の目の前に現れた4つの何か。
    それぞれに対する咲夜の反応を描いた掌編。
    幼き悪魔に仕えるメイドの心を揺り動かすものはあるか。
  • 紅魔館御前試合
    十六夜咲夜と紅美鈴。
    紅魔館を代表する従者たる者たち。
    いったいどっちが強いんだ?
    服を脱ぎ捨て、拳を合わせる。最後に待つ結果とは……。

スタッフ

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史上最大の厄神

疾風真里谷が放つ、鍵山雛ちゃんの中編小説。
表紙は、幸宮チノ先生にご担当頂きました。
表紙の雛ちゃんズは勇者、僧侶、魔法使い、賢者のパーティという、ドラクエ3を意識した意匠になっております。
シリアスな中編と、そのサイドストーリー的な短編の二編が収録されています。

文庫判 196ページ ¥1,200

収録作品

  • 史上最大の厄神
    怪獣の出現。厄神専用巨大ロボの完成。
    冗談としか思えないような状況に加え、これまでにないほど巨大な異変が迫りくる。
    幻想郷の未来を託された鍵山雛。
    だが、彼女がその先に見たものは、幻想郷を取り巻く最大級の謎だった。
  • 雛ちゃんクエスト
    鍵山雛異変。
    幻想郷の誰も彼もが鍵山雛になる、厄に満ちあふれたこの異変。
    そこに理由などあるのか。本当に意味などあるのか。
    表題作「史上最大の厄神」の空白を埋める、厄神だらけの異聞録。

スタッフ

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